等差数列・等比数列の条件から a , b a,b を求める

【問題】

264 $0$ でない $2$ つの実数 $a, b$ に対し、$a, 2, b$ がこの順で等比数列であり、$\frac{1}{2}, \frac{1}{b}, \frac{1}{a}$ がこの順で等差数列である。このとき、$a, b$ の値を求めよ。

(改 神奈川大)★


まずは自力で解いてみよう。「3つの数が等差数列」「3つの数が等比数列」の条件を、それぞれ1本の式にまとめられる。その「中項の公式」を思い出そう。


【解説と解答】等差中項・等比中項から $a, b$ を求める

導入:3つの数が数列をなす条件

この問題の武器は、中項(真ん中の項) を使った条件式だ。

  • 等差数列:$x, y, z$ がこの順に等差数列 $\iff 2y = x + z$
  • 等比数列($0$ でない数):$x, y, z$ がこの順に等比数列 $\iff y^2 = xz$

「真ん中の2倍=両端の和」「真ん中の2乗=両端の積」と覚えておこう。


使う武器(公式)

$$ \text{等差数列} \quad x, y, z \quad \Rightarrow \quad 2y = x + z $$ $$ \text{等比数列} \quad x, y, z \ (\neq 0) \quad \Rightarrow \quad y^2 = xz $$


解答の流れ

条件1:$a, 2, b$ が等比数列

$$ 2^2 = a \cdot b \quad \Rightarrow \quad ab = 4 $$

条件2:$\frac{1}{2}, \frac{1}{b}, \frac{1}{a}$ が等差数列(真ん中は $\frac{1}{b}$)

$$ 2 \cdot \frac{1}{b} = \frac{1}{2} + \frac{1}{a} \quad \Rightarrow \quad \frac{2}{b} = \frac{a + 2}{2a} $$

両辺に $2ab$ をかけて、

$$ 4a = b(a + 2) \quad \Rightarrow \quad 4a = ab + 2b $$

$ab = 4$ を代入して、

$$ 4a = 4 + 2b \quad \Rightarrow \quad 2a = 2 + b \quad \Rightarrow \quad b = 2a – 2 $$

これを $ab = 4$ に代入して、

$$ a(2a – 2) = 4 \quad \Rightarrow \quad 2a^2 – 2a – 4 = 0 \quad \Rightarrow \quad a^2 – a – 2 = 0 $$

$$ (a – 2)(a + 1) = 0 \quad \Rightarrow \quad a = 2 \text{ または } a = -1 $$

  • $a = 2$ のとき:$b = 2$
  • $a = -1$ のとき:$b = -4$

:$(a, b) = (2, 2)$ 、$(-1, -4)$


【最強の暗記法:絞り込みリコールシート】

□ 問題:3つの数 $x, y, z$ が等差数列のとき、真ん中の項 $y$ と両端の関係を式で表すと?

□ 答:$2y = x + z$ 。等差中項の公式。真ん中の2倍=両端の和。


□ 問題:$0$ でない3つの数 $x, y, z$ が等比数列のとき、真ん中の項 $y$ と両端の関係を式で表すと?

□ 答:$y^2 = xz$ 。等比中項の公式。真ん中の2乗=両端の積。


□ 問題:$a + b$ と $ab$ がわかっているとき、$a, b$ を求めるにはどんな2次方程式を使うか?

□ 答:$t^2 – (a+b)t + ab = 0$ の解が $a, b$ 。解と係数の関係の逆。


□ 問題:$\frac{1}{b} + \frac{1}{a}$ を $a + b$ と $ab$ で表すと?

□ 答:$\frac{a + b}{ab}$ 。通分すると分子が $a + b$ 、分母が $ab$ になる。


□ 問題:$a, 2, b$ が等比数列のとき、$ab$ の値は?

□ 答:$4$ 。$2^2 = ab$ より $ab = 4$ 。


□ 問題:等比数列の条件で「$0$ でない」と断る理由は?

□ 答:$0$ が含まれると $y^2 = xz$ が成り立っても等比数列とは限らない(公比が定義できない場合がある)から。


□ 問題:等差数列の条件 $2y = x + z$ は、隣り合う項の差が等しいことからどう導かれるか?

□ 答:$y – x = z – y$ を移項すると $2y = x + z$ 。隣り合う差が等しいから、$y$ は $x$ と $z$ の「平均」。


□ 問題:等比数列の条件 $y^2 = xz$ は、隣り合う項の比が等しいことからどう導かれるか?

□ 答:$\frac{y}{x} = \frac{z}{y}$ を交叉相乘すると $y^2 = xz$ 。隣り合う比が等しいから、$y$ は $x$ と $z$ の「幾何平均」。


【まとめ】

  • 等差中項:$x, y, z$ が等差数列 $\iff 2y = x + z$
  • 等比中項:$x, y, z$ が等比数列($0$ でない)$\iff y^2 = xz$
  • $a + b$ と $ab$ がわかれば、$t^2 – (a+b)t + ab = 0$ を解いて $a, b$ を求められる。
  • 逆数が等差数列になる条件は、通分して $a + b$ と $ab$ の関係式に持ち込むのがコツ。

【解き直しのすすめ】

「中項の公式」を覚えていれば、条件を1本の式にまとめられる。$a + b$ と $ab$ が出たら、2次方程式の解と係数の関係を思い出すとよい。

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