よくあるまちがい
英語の文型(SV, SVC, SVO, SVOO, SVOC)を覚えていない。O(目的語)と C(補語)の区別がつかない。形容詞と副詞の違いをわかっていない。C には形容詞が入ることを知らない。また、「Japanese anime are translated」の translated が形容詞、「readers are unfamiliar」の unfamiliar が形容詞、「the translator added an explanation」の explanation が名詞であることがわかっていない。
この問題集では、5文型の基礎から、O と C の区別、形容詞・副詞・名詞の見分け方まで、類題と関連問題で固める。問21〜30は、K-pop と韓国語学習に関する英文から、品詞を問う問題を出題する。
この問題を解くための基礎知識
1. 英語の5文型とは
英語の文は、主語(S)と動詞(V)を中心に、 5つのパターン に分けられる。
| 文型 | 形 | 意味の例 |
|---|---|---|
| 第1文型 | SV | 主語が〜する |
| 第2文型 | SVC | 主語は〜である |
| 第3文型 | SVO | 主語が〜を…する |
| 第4文型 | SVOO | 主語が〜に…を渡す |
| 第5文型 | SVOC | 主語が〜を…の状態にする |
文を見たら、まず S と V を押さえる。そのあと、O や C があるかどうかを確認する。
2. O(目的語)とは
O(目的語) は、動詞の「動作の対象」になる名詞(または名詞相当語句)である。
- 「〜を」「〜に」にあたる部分。
- 動詞の直後にきて、その動詞の「何を・誰を」にあたる。
例:I read a book. (私は 本を 読む)→ a book が O。
例:The translator added an explanation. (翻訳者は 説明を 加えた)→ an explanation が O。 explanation は名詞 である。
3. C(補語)とは
C(補語) は、主語(S)や目的語(O)の「状態・性質・正体」を説明する語である。
- 「〜は…である」「〜を…にする」の「…」にあたる部分。
- 形容詞 や 名詞 が C になることが多い。
例:She is happy. (彼女は 幸せである)→ happy は形容詞で、C である。
例:Japanese anime are translated. (日本のアニメは 翻訳されている)→ translated は 過去分詞だが、ここでは形容詞の働き をしている。S(anime)の状態を説明しているので C である。
例:Readers are unfamiliar with the term. (読者はその用語に 不慣れである)→ unfamiliar は 形容詞 で、readers の状態を説明しているので C である。
4. 形容詞と副詞の違い
| 品詞 | 何を修飾するか | 意味 |
|---|---|---|
| 形容詞 | 名詞 | 「〜な」性質・状態を表す |
| 副詞 | 動詞・形容詞・副詞・文全体 | 「〜に」「〜く」やり方・程度を表す |
- 形容詞は名詞にくっつく。例:a beautiful flower(美しい花)
- 副詞は動詞にくっつく。例:She runs quickly.(彼女は速く走る)
C には形容詞が入る ことが多い。SVC の C は、主語が「どんな状態か」を表すので、形容詞になる。
5. 過去分詞が形容詞になる場合
動詞の過去分詞(-ed など)が、 「〜された」「〜されている」 という意味で名詞を修飾したり、be 動詞のうしろに来て C になったりすることがある。
- Japanese anime are translated. → translated は「翻訳されている」という状態。形容詞の働き。
- The door is closed. → closed は「閉じられている」という状態。形容詞の働き。
このように、過去分詞が「動作」ではなく「状態」を表すとき、形容詞として扱う。
6. 例題で確認
例題1 次の文の文型を答えよ。He gave me a book.
S=He, V=gave, そのあとに「me」と「a book」がある。「〜に…を」の形だから SVOO。me が第1目的語(人)、a book が第2目的語(物)。
答:SVOO
例題2 次の文の下線部の品詞を答えよ。The children are excited.
are のうしろ。children(主語)の状態を説明している。「興奮している」という意味。→ 形容詞(C として使われている)。
答:形容詞
例題3 次の文の下線部の品詞を答えよ。The translator added an explanation.
added は「加えた」という動詞。その「何を」加えたかが explanation。→ 名詞(O として使われている)。
答:名詞
問題
1
次の文の文型を答えよ。Birds fly.
2
次の文の文型を答えよ。She is a teacher.
3
次の文の文型を答えよ。I like apples.
4
次の文の文型を答えよ。My mother gave me a present.
5
次の文の文型を答えよ。We call him Bob.
6
次の文の O(目的語)に下線を引き、日本語で「何を」にあたるかを答えよ。The translator added an explanation.
7
次の文の C(補語)に下線を引き、その品詞を答えよ。Readers are unfamiliar with the term.
8
次の文の C(補語)に下線を引き、その品詞を答えよ。Japanese anime are translated into many languages.
9
次の2文のうち、下線部が形容詞であるものを選び、理由を簡潔に書け。 (A) She speaks clearly. (B) She looks happy.
10
次の文の下線部の品詞を答えよ。The window is broken.
11
次の文の文型を答えよ。The news made him sad.
12
次の文の O と C をそれぞれ答えよ。We elected her president.
13
次の文の下線部が形容詞か副詞かを答えよ。He answered the question correctly.
14
次の文の下線部が形容詞か副詞かを答えよ。The story sounds interesting.
15
次の文の文型を答えよ。This book seems difficult.
16
次の文の下線部の品詞を答えよ。The students made a presentation in class.
17
次の文の C に下線を引き、その品詞を答えよ。The cake tastes delicious.
18
次の文の下線部が形容詞か名詞かを答えよ。She gave me some good advice.
19
次の文の文型を答えよ。They named their baby Emma.
20
「Japanese anime are translated」の translated が形容詞である理由を、文型(SVC)と C の働きを使って、2行以内で説明せよ。
21〜30
次の英文を読んで、問21〜30に答えよ。
I study architecture in Japan. I am really busy and stressed, but K-pop helps me get through it. The K-pop stars often upload videos and posts on social media. I usually use a translation tool to understand them.
Last year I went to my favorite K-pop star’s event. I prepared a message for her in Korean beforehand. I met her face-to-face and read the message. I told her why I liked her works. She nodded and said something in Korean, but I did not understand. From this experience, I realized that I needed to study Korean harder.
Recently, I can understand Korean better. Foreign languages are a way to learn more deeply about your own interests.
21
「I am really busy and stressed」の下線部 stressed の品詞を答えよ。また、translated と同様に形容詞として扱える理由を1行で簡潔に書け。
22
「I study architecture in Japan」の下線部 architecture の品詞を答えよ。explanation と同様に、文の中での役割(O など)も簡潔に書け。
23
「I prepared a message for her」の下線部 message の品詞を答えよ。
24
「my favorite K-pop star’s event」の下線部 favorite の品詞を答えよ。unfamiliar と同様に形容詞である理由を書け。
25
「I usually use a translation tool」の下線部 translation の品詞を答えよ。名詞である理由を簡潔に書け。
26
「I liked her works」の下線部 works の品詞を答えよ。explanation と同様に、文の中での役割を書け。
27
「From this experience, I realized」の下線部 experience の品詞を答えよ。
28
「Foreign languages are a way」の下線部 Foreign の品詞を答えよ。unfamiliar と同様に形容詞である理由を書け。
29
「learn more deeply about your own interests」の下線部 deeply の品詞を答えよ。形容詞と違う点を1行で書け。
30
「I am really busy and stressed」の下線部 busy の品詞を答えよ。unfamiliar と同様に C(補語)の位置にあることを書け。
解くときのポイント
-
5文型の順番
SV → SVC → SVO → SVOO → SVOC の順で、S と V のあとに何がくるかを確認する。 -
O と C の区別
O は動詞の「動作の対象」(何を・誰を)。C は主語や O の「状態・性質・正体」を説明する。 -
C には形容詞が入る
SVC の C は、主語が「どんな状態か」を表す。形容詞や、形容詞のように働く過去分詞(translated, broken など)がくる。 -
形容詞と副詞
名詞を修飾するのが形容詞。動詞・形容詞・副詞を修飾するのが副詞。be 動詞や look, seem, taste などのあとは C がくるので、形容詞が入る。 -
名詞の見分け
動詞の直後で「何を」「誰を」にあたる語は名詞(O)。added an explanation の explanation は「説明を」で名詞。
解答解説
問1 の解説
Birds が主語(S)、fly が動詞(V)である。
主語のあとに動詞だけがきて、O も C もない。
だから第1文型である。
答:SV
問2 の解説
She が主語(S)、is が動詞(V)、a teacher が補語(C)である。
「彼女は先生である」という意味。a teacher は主語の正体を説明している。
補語があるので第2文型である。
答:SVC
問3 の解説
I が主語(S)、like が動詞(V)、apples が目的語(O)である。
「私はりんごを好む」。apples は like の動作の対象(何を)である。
目的語が1つあるので第3文型である。
答:SVO
問4 の解説
My mother が主語(S)、gave が動詞(V)、me が第1目的語(人)、a present が第2目的語(物)である。
「母は私に贈り物をくれた」。me に a present を渡す形になっている。
目的語が2つあるので第4文型である。
答:SVOO
問5 の解説
We が主語(S)、call が動詞(V)、him が目的語(O)、Bob が補語(C)である。
「私たちは彼をボブと呼ぶ」。him の正体(名前)を Bob が説明している。
目的語と補語の両方があるので第5文型である。
答:SVOC
問6 の解説
The translator が主語、added が動詞である。
「加えた」のは何か。an explanation(説明)である。
だから an explanation が O(目的語)である。explanation は名詞。「説明を」にあたる。
答:O は an explanation。日本語では「説明を」にあたる。
問7 の解説
Readers が主語(S)、are が動詞(V)である。
are のうしろの unfamiliar は、readers(読者)の状態を説明している。「読者は不慣れである」という意味。
主語の状態を説明する語は C(補語)。unfamiliar は「不慣れな」という性質を表す形容詞である。
答:C は unfamiliar。品詞は形容詞。
問8 の解説
Japanese anime が主語(S)、are が動詞(V)である。
are のうしろの translated は、anime(アニメ)の状態を説明している。「翻訳されている」という意味。
translated は動詞 translate の過去分詞だが、ここでは「翻訳された状態である」を表しており、形容詞のように働いている。C(補語)である。
答:C は translated。品詞は形容詞(過去分詞の形容詞用法)。
問9 の解説
(A) clearly は speaks(話す)という動詞を修飾している。「はっきりと話す」。「動詞を修飾する」のは副詞である。
(B) happy は looks(〜に見える)のうしろにきている。look は「〜に見える」という意味で、主語の状態を説明する C がくる。C には形容詞が入る。happy は形容詞である。
答:(B)。looks のうしろは C の位置で、C には形容詞が入るため。
問10 の解説
The window が主語、is が動詞である。
is のうしろの broken は、window(窓)の状態を説明している。「壊れている」という意味。
broken は動詞 break の過去分詞だが、ここでは「壊れた状態である」を表しており、形容詞のように働いている。C(補語)である。
答:形容詞(過去分詞の形容詞用法)
問11 の解説
The news が主語(S)、made が動詞(V)、him が目的語(O)、sad が補語(C)である。
「ニュースは彼を悲しくした」。him の状態を sad が説明している。
目的語と補語の両方があるので第5文型である。
答:SVOC
問12 の解説
We が主語(S)、elected が動詞(V)、her が目的語(O)、president が補語(C)である。
「私たちは彼女を社長に選んだ」。her の正体(役職)を president が説明している。
O は her、C は president である。
答:O は her、C は president
問13 の解説
answered は動詞である。
correctly は answered(答えた)という動詞を修飾している。「正しく答えた」。「動詞を修飾する」のは副詞である。
答:副詞
問14 の解説
sounds は「〜に聞こえる」という意味の動詞である。主語の性質・状態を説明する C がくる。
interesting は story(話)の性質を説明している。「おもしろく聞こえる」。C の位置には形容詞が入る。
答:形容詞
問15 の解説
This book が主語(S)、seems が動詞(V)、difficult が補語(C)である。
「この本は難しそうだ」。difficult は主語の性質を説明している。
補語があるので第2文型である。
答:SVC
問16 の解説
made は動詞である。「作った」の「何を」にあたるのが a presentation(発表)である。
動詞の直後で「何を」にあたる語は目的語(O)。presentation は名詞である。
答:名詞
問17 の解説
The cake が主語(S)、tastes が動詞(V)である。
tastes は「〜の味がする」という意味。主語の性質を説明する C がくる。
delicious は cake(ケーキ)の味・性質を説明している。形容詞である。
答:C は delicious。品詞は形容詞。
問18 の解説
gave は動詞、「与えた」の「何を」にあたるのが some good advice(いくつかの良い助言)である。
advice は動詞の動作の対象(O)として使われている。名詞である。
答:名詞
問19 の解説
They が主語(S)、named が動詞(V)、their baby が目的語(O)、Emma が補語(C)である。
「彼らは赤ちゃんをエマと名づけた」。their baby の正体(名前)を Emma が説明している。
目的語と補語の両方があるので第5文型である。
答:SVOC
問20 の解説
Japanese anime are translated は、S(Japanese anime)+V(are)+C(translated)の形である。
C(補語)は、主語の状態・性質を説明する役割をもつ。
translated は「翻訳されている」という主語の状態を説明しており、形容詞のように働いている。
だから、C の位置に形容詞が入るという文型のルールに合っている。
答:この文は SVC の第2文型である。C は主語の状態を説明するため、形容詞が入る。translated は「翻訳されている」という状態を表しており、形容詞の働きをしている。
問21 の解説
I が主語(S)、am が動詞(V)である。
am のうしろの stressed は、I(私)の状態を説明している。「ストレスを感じている」という意味。
stressed は動詞 stress の過去分詞だが、ここでは「ストレスを感じた状態である」を表しており、translated と同様に形容詞のように働いている。C(補語)である。
答:形容詞(過去分詞の形容詞用法)。be 動詞のうしろで主語の状態を説明する C の位置にあり、「〜された状態」を表しているため。
問22 の解説
I が主語、study が動詞である。
「学ぶ」の「何を」にあたるのが architecture(建築)である。
動詞の直後で「何を」にあたる語は目的語(O)。architecture は名詞である。explanation と同じく、動詞の O として使われている。
答:名詞。O(目的語)として、study の動作の対象になっている。
問23 の解説
I が主語、prepared が動詞である。
「用意した」の「何を」にあたるのが a message(メッセージ)である。
動詞の直後で「何を」にあたる語は目的語(O)。message は名詞である。
答:名詞
問24 の解説
favorite は、そのうしろの K-pop star(名詞)を修飾している。
「お気に入りの K-pop スター」という意味。名詞の性質・状態を説明する語は形容詞である。
unfamiliar と同様に、形容詞は名詞にくっついて「〜な」という性質を表す。
答:形容詞。名詞(K-pop star)を修飾し、「お気に入りの」という性質を表しているため。
問25 の解説
translation は、そのうしろの tool(名詞)を修飾している形だが、「翻訳の道具」という意味で、translation 自体は「翻訳」というものを表す名詞である。
「翻訳ツール」は「翻訳(というもの)のための道具」であり、translation は名詞として使われている。explanation と同様、抽象的なものを表す名詞である。
答:名詞。「翻訳」というものを表し、tool を修飾する名詞として使われている(名詞が名詞を修飾する用法)。
問26 の解説
I が主語、liked が動詞である。
「好んだ」の「何を」にあたるのが her works(彼女の作品)である。
動詞の直後で「何を」にあたる語は目的語(O)。works は名詞である。explanation と同じく、動詞の O として使われている。
答:名詞。O(目的語)として、liked の動作の対象になっている。
問27 の解説
From は前置詞である。「この経験から」の「経験」にあたるのが experience である。
前置詞のうしろにくるのは名詞(または名詞相当語句)。experience は名詞である。
答:名詞
問28 の解説
Foreign は、そのうしろの languages(名詞)を修飾している。
「外国の言語」という意味。名詞の性質を説明する語は形容詞である。
unfamiliar と同様に、形容詞は名詞にくっついて「〜な」という性質を表す。
答:形容詞。名詞(languages)を修飾し、「外国の」という性質を表しているため。
問29 の解説
deeply は、learn(学ぶ)という動詞を修飾している。
「より深く学ぶ」という意味。「動詞を修飾する」のは副詞である。
形容詞は名詞を修飾する。deeply は動詞を修飾しているので、形容詞ではなく副詞である。
答:副詞。learn という動詞を修飾して「どのように学ぶか」を表しているため。形容詞は名詞を修飾するが、deeply は動詞を修飾しているので副詞である。
問30 の解説
I が主語(S)、am が動詞(V)である。
am のうしろの busy は、I(私)の状態を説明している。「忙しい」という意味。
主語の状態を説明する語は C(補語)。unfamiliar と同様に、C の位置には形容詞が入る。busy は形容詞である。
答:形容詞。am のうしろの C(補語)の位置にあり、主語の状態を説明しているため。
友達にも教えてあげよう
ここまで全問やりきったあなたは、もう5文型と O・C の区別、形容詞と副詞の見分けで手が止まることはありません。K-pop の英文からも品詞を正しく見分けられるようになっているはずです。もし周りに同じところでつまずいている人がいたら、このページを教えてあげてください。きっと喜ばれます。
友達に解き方を自分の言葉で説明してみてください。教えるつもりで解くと、曖昧だった部分がはっきりします。URL を LINE で貼るだけでも OK です。
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