不定詞(名詞的・形容詞的・副詞的用法)和訳演習 21問

よくあるつまずきポイント

不定詞(to + 動詞の原形)の使い方は、高校1年生が特に苦手とする文法のひとつです。 「to do って全部同じに見える……どうやって見分けるの?」という声をよく耳にします。

この問題集では、 名詞的用法・形容詞的用法・副詞的用法 の3つを集中的に練習します。 まずは用法ごとに3問ずつ取り組み、感覚をつかんだら、混合12問で仕上げましょう。


この問題を解くための基礎知識

1. 不定詞とは

不定詞 とは to + 動詞の原形 の形のことです。

to do / to eat / to become / to study

「まだ起きていないこと」や「これからすること」を表すのが基本的なイメージです。


2. 名詞的用法(〜すること)

文の中で 名詞のはたらき をします。

  • 主語(S)・目的語(O)・補語(C)の位置に来ます。
  • 日本語では 「〜すること」 と訳します。

例:

パターン 英文
主語(S) To run every morning is healthy. 毎朝走ることは健康によい。
目的語(O) I want to travel abroad. 私は海外旅行がしたい(=海外旅行することを望む)。
補語(C) His dream is to become a pilot. 彼の夢はパイロットになることだ。

見分け方のコツ:

  • 「〜すること」と入れ替えてみて、文の意味が自然に通るかを確認する。
  • 文頭・is の後・動詞の直後に来ることが多い。

3. 形容詞的用法(〜するための、〜すべき)

名詞を後ろから修飾 します。

  • 日本語では 「〜するための○○」「〜すべき○○」 と訳します。
  • 直前の名詞に意味がかかる のが最大の特徴です。

例:

英文
I have a lot of work to do. やるべき仕事がたくさんある。
Give me something to eat. 何か食べるものをください。
She is looking for a place to live. 彼女は住む場所を探している。

見分け方のコツ:

  • to の直前に 名詞 があるかを確認する。
  • 「その名詞を〜するための」と入れ替えてみて自然かどうかを確認する。

4. 副詞的用法(〜するために、〜して)

動詞・形容詞・文全体を修飾 します。

  • 目的(〜するために)・感情の原因(〜して)・結果(〜して…した)を表します。
  • 日本語では文脈によって訳し方が変わります。

例:

パターン 英文
目的 She went to the store to buy milk. 彼女は牛乳を買うためにお店へ行った。
感情の原因 I was happy to see you. あなたに会えてうれしかった。
結果 He grew up to be a doctor. 彼は成長して医者になった。

見分け方のコツ:

  • to の前に 感情を表す形容詞(happy・surprised・sad など)があれば感情の原因。
  • 動詞の後に来て「なぜそうしたのか」を説明していれば目的。

基礎確認 例題

例題 1(名詞的用法)

To speak English every day is the best way to improve.

まず文の構造を確認します。

  • To speak English every day(毎日英語を話すこと)= 主語(S)
  • is(〜です)= 動詞
  • the best way to improve(上達するための最善の方法)= 補語(C)

訳:毎日英語を話すことが、上達するための最善の方法です。


例題 2(形容詞的用法)

Do you have anything to drink?

  • anything(何か)= 名詞
  • to drink(飲むための)= 直前の名詞 anything を修飾

訳:何か飲み物はありますか?


例題 3(副詞的用法)

He studied hard to pass the exam.

  • studied hard(一生懸命勉強した)= 動詞
  • to pass the exam(試験に合格するために)= 目的を表す

訳:彼は試験に合格するために一生懸命勉強しました。


Part 1:名詞的用法の和訳(3問)

不定詞が文の中で「〜すること」という名詞のはたらきをしている英文です。 どこが主語・目的語・補語になっているかを意識しながら訳しましょう。


問1

To read books every day is a wonderful habit.


問2

My dream is to become a doctor and help people all over the world.


問3

She decided to study abroad to improve her English skills.


Part 2:形容詞的用法の和訳(3問)

不定詞が直前の名詞を修飾している英文です。 どの名詞に「かかっているか」を確認してから訳しましょう。


問4

I have a lot of homework to finish before tomorrow.


問5

She found a quiet place to study in the library.


問6

He was the right person to ask for advice about the problem.


Part 3:副詞的用法の和訳(3問)

不定詞が「目的・感情の原因・結果」を表している英文です。 文脈を読んで、どのパターンかを判断しながら訳しましょう。


問7

She went to the supermarket to buy some vegetables for dinner.


問8

I was surprised to hear that he had passed the difficult entrance exam.


問9

He worked very hard to save enough money to buy a new computer.


Part 4:混合和訳(12問)

名詞的用法・形容詞的用法・副詞的用法がランダムに混ざっています。 まず「どの用法か」を判断してから、日本語に訳しましょう。


問10

Do you have any time to talk with me after school?


問11

To finish this report by Friday is almost impossible.


問12

She got up early to catch the first train to the city.


問13

Her goal is to win a gold medal at the next Olympics.


問14

He was very glad to meet his old friends again after many years.


問15

There are many interesting places to visit in Kyoto and Nara.


問16

We stopped to take a break under a large tree along the road.


問17

To understand different cultures is very important in today’s world.


問18

I need someone to help me carry these heavy boxes to the car.


問19

She practiced singing every day to become a better performer.


問20

He was the first student to answer the teacher’s difficult question correctly.


問21

To keep your room clean every day is a simple but important habit.


解くときのポイント

  • 文の構造を先に確認する:to の前後に何があるか(名詞・形容詞・動詞)を見る。
  • 名詞的用法:文頭・is の後・動詞の直後 → 「〜すること」
  • 形容詞的用法:直前に名詞がある → 「〜するための○○」「〜すべき○○」
  • 副詞的用法:感情の形容詞の後(感情の原因)・動詞の後で目的(〜するために)
  • 訳すときは一言一句直訳せず、自然な日本語になるよう意識する
  • 迷ったら「〜すること」「〜するための」「〜するために/〜して」を順番に当てはめてみる。

解答解説


問1 の解説(名詞的用法)

To read books every day is a wonderful habit.

まず、文の構造を確認します。

  • To read books every day(毎日本を読むこと)= 主語(S)
  • is(〜です)= 動詞
  • a wonderful habit(すばらしい習慣)= 補語(C)

To read books every day がひとかたまりで「主語」になっています。 「〜すること」と訳す名詞的用法です。

訳:毎日本を読むことは、すばらしい習慣です。


問2 の解説(名詞的用法)

My dream is to become a doctor and help people all over the world.

文の構造を確認します。

  • My dream(私の夢)= 主語(S)
  • is(〜です)= 動詞
  • to become a doctor and help people all over the world(医者になって世界中の人々を助けること)= 補語(C)

is の後に to become が来ています。 「私の夢 = 〜すること」という補語の形です。

訳:私の夢は、医者になって世界中の人々を助けることです。


問3 の解説(名詞的用法)

She decided to study abroad to improve her English skills.

  • decided(決めた)= 動詞
  • to study abroad(留学すること)= decided の目的語(O)
  • to improve her English skills(英語力を上達させるために)= 副詞的用法(目的)

decided の後に来る to study abroad が「何を決めたか」を表す目的語です。

訳:彼女は英語力を上達させるために、留学することを決めました。


問4 の解説(形容詞的用法)

I have a lot of homework to finish before tomorrow.

  • a lot of homework(たくさんの宿題)= 名詞
  • to finish before tomorrow(明日までに終わらせるべき)= 直前の名詞を修飾

homework という名詞の直後に to finish が来て、「どんな宿題か」を説明しています。

訳:私には、明日までに終わらせるべき宿題がたくさんあります。


問5 の解説(形容詞的用法)

She found a quiet place to study in the library.

  • a quiet place(静かな場所)= 名詞
  • to study(勉強するための)= 直前の名詞を修飾

place という名詞を「勉強するための」と後ろから修飾しています。

訳:彼女は図書館で勉強するための静かな場所を見つけました。


問6 の解説(形容詞的用法)

He was the right person to ask for advice about the problem.

  • the right person(ふさわしい人)= 名詞
  • to ask for advice about the problem(その問題について助言を求めるべき)= 直前の名詞を修飾

person を後ろから「〜に助言を求めるべき」と修飾しています。

訳:彼は、その問題について助言を求めるのにふさわしい人でした。


問7 の解説(副詞的用法・目的)

She went to the supermarket to buy some vegetables for dinner.

  • went to the supermarket(スーパーへ行った)= 動詞
  • to buy some vegetables for dinner(夕食用の野菜を買うために)= 目的

「なぜスーパーへ行ったのか」という目的を表しています。

訳:彼女は夕食用の野菜を買うために、スーパーへ行きました。


問8 の解説(副詞的用法・感情の原因)

I was surprised to hear that he had passed the difficult entrance exam.

  • was surprised(驚いた)= 感情を表す形容詞
  • to hear that ...(〜と聞いて)= 感情の原因

感情を表す surprised の後に to hear が来て、「なぜ驚いたのか」という原因を表しています。

訳:彼がその難しい入学試験に合格したと聞いて、私は驚きました。


問9 の解説(副詞的用法・目的)

He worked very hard to save enough money to buy a new computer.

  • worked very hard(一生懸命働いた)= 動詞
  • to save enough money(十分なお金を貯めるために)= 目的
  • to buy a new computer(新しいコンピューターを買うための)= enough money を修飾(形容詞的)

to save は「なぜ働いたか」という目的(副詞的)、to buy は「何のためのお金か」という名詞修飾(形容詞的)です。

訳:彼は新しいコンピューターを買うための十分なお金を貯めるために、一生懸命働きました。


問10 の解説(形容詞的用法)

Do you have any time to talk with me after school?

  • any time(少しでも時間)= 名詞
  • to talk with me after school(放課後に私と話すための)= 直前の名詞を修飾

time という名詞を後ろから「私と話すための」と修飾しています。

訳:放課後、私と話す時間は少しありますか?


問11 の解説(名詞的用法)

To finish this report by Friday is almost impossible.

  • To finish this report by Friday(このレポートを金曜日までに終わらせること)= 主語(S)
  • is(〜です)= 動詞
  • almost impossible(ほぼ不可能)= 補語(C)

文頭の To finish がひとかたまりで「主語」になっています。

訳:このレポートを金曜日までに終わらせることは、ほぼ不可能です。


問12 の解説(副詞的用法・目的)

She got up early to catch the first train to the city.

  • got up early(早起きした)= 動詞
  • to catch the first train(始発電車に乗るために)= 目的

「なぜ早起きしたのか」という目的を表しています。

訳:彼女は都心への始発電車に乗るために、早起きしました。


問13 の解説(名詞的用法)

Her goal is to win a gold medal at the next Olympics.

  • Her goal(彼女の目標)= 主語(S)
  • is(〜です)= 動詞
  • to win a gold medal at the next Olympics(次のオリンピックで金メダルを獲ること)= 補語(C)

is の後に to win が来て、「目標 = 〜すること」という補語の形です。

訳:彼女の目標は、次のオリンピックで金メダルを獲ることです。


問14 の解説(副詞的用法・感情の原因)

He was very glad to meet his old friends again after many years.

  • was very glad(とてもうれしかった)= 感情を表す形容詞
  • to meet his old friends again(旧友に再会して)= 感情の原因

感情を表す glad の後に来る to meet が、「なぜうれしかったのか」を表しています。

訳:彼は何年ぶりかに旧友に再会して、とてもうれしかったです。


問15 の解説(形容詞的用法)

There are many interesting places to visit in Kyoto and Nara.

  • many interesting places(たくさんの興味深い場所)= 名詞
  • to visit(訪れるべき)= 直前の名詞を修飾

places という名詞を後ろから「訪れるべき」と修飾しています。

訳:京都と奈良には、訪れるべき興味深い場所がたくさんあります。


問16 の解説(副詞的用法・目的)

We stopped to take a break under a large tree along the road.

  • stopped(立ち止まった)= 動詞
  • to take a break(休憩するために)= 目的

「なぜ立ち止まったのか」という目的を表しています。 ※ stop -ing(〜するのをやめる)と混同しないよう注意しましょう。

訳:私たちは道沿いの大きな木の下で休憩するために立ち止まりました。


問17 の解説(名詞的用法)

To understand different cultures is very important in today’s world.

  • To understand different cultures(異なる文化を理解すること)= 主語(S)
  • is(〜です)= 動詞
  • very important in today's world(現代の世界でとても大切)= 補語(C)

文頭の To understand がひとかたまりで「主語」になっています。

訳:異なる文化を理解することは、現代の世界でとても大切です。


問18 の解説(形容詞的用法)

I need someone to help me carry these heavy boxes to the car.

  • someone(誰か)= 名詞
  • to help me carry these heavy boxes(私がこれらの重い箱を運ぶのを手伝ってくれる)= 直前の名詞を修飾

someone という名詞を後ろから「手伝ってくれる」と修飾しています。

訳:私はこれらの重い箱を車まで運ぶのを手伝ってくれる誰かが必要です。


問19 の解説(副詞的用法・目的)

She practiced singing every day to become a better performer.

  • practiced singing every day(毎日歌の練習をした)= 動詞
  • to become a better performer(より優れた演奏者になるために)= 目的

「なぜ毎日練習したのか」という目的を表しています。

訳:彼女はより優れた演奏者になるために、毎日歌の練習をしました。


問20 の解説(形容詞的用法)

He was the first student to answer the teacher’s difficult question correctly.

  • the first student(最初の生徒)= 名詞
  • to answer the teacher's difficult question correctly(先生の難しい質問に正しく答えた)= 直前の名詞を修飾

the first / only / last + 名詞 + to do のパターンは形容詞的用法の典型です。

訳:彼は先生の難しい質問に正しく答えた最初の生徒でした。


問21 の解説(名詞的用法)

To keep your room clean every day is a simple but important habit.

  • To keep your room clean every day(毎日自分の部屋を清潔に保つこと)= 主語(S)
  • is(〜です)= 動詞
  • a simple but important habit(シンプルだけど大切な習慣)= 補語(C)

To keep がひとかたまりで「主語」になっています。

訳:毎日自分の部屋を清潔に保つことは、シンプルだけど大切な習慣です。


友達にも教えてあげよう

21問、全部やりきれましたか?

ここまで解いたあなたは、英文の中で不定詞を見たとき「この to はどんなはたらきをしているんだろう?」と立ち止まって考えられるようになっています。それだけで、英語の読解力はずいぶん変わります。

もし同じところで悩んでいるクラスメイトがいたら、このページを教えてあげてください。 「このページ見てみて」と URL を送るだけで OK です。

それよりさらに力がつく方法がひとつあります。友達に自分の言葉で説明してみることです。 「名詞的用法ってこういうときに使うんだよ」と説明できたら、その用法は完全に自分のものです。

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