【数学I】2次方程式が実数解をもつ条件とは?判別式Dを使って定数mの範囲を求めよう!

【問題】

2次方程式

$$x^2 – 2mx + 3m = 0$$ が実数解をもつとき、定数 $m$ の値の範囲を求めよ。


【解答】

$$m \le 0, \quad 3 \le m$$


導入

こんにちは、スマスクです! この記事では、2次方程式が**「実数解をもつ」という条件が与えられたときに、係数に含まれる文字(定数 $m$)の範囲を求める方法を解説します ✏️。 「実数解をもつ」とはどういうことか? それを数学的にどう表現するのか? キーワードは判別式 $D$** です。この便利な道具を使って、問題をサクッと解いていきましょう!


各問題の解説

考え方のポイント

2次方程式 $$ax^2 + bx + c = 0$$ の解の種類は、判別式 $D = b^2 – 4ac$ の符号で決まります。

  1. $D > 0$ のとき:異なる2つの実数解をもつ
  2. $D = 0$ のとき:ただ1つの実数解(重解)をもつ
  3. $D < 0$ のとき:実数解をもたない(虚数解をもつ)

今回のように「実数解をもつ」と言われたら、1と2の両方の場合が含まれるので、条件は $D \ge 0$ となります。


定数 $m$ の値の範囲を求める

詳しい解説: ステップ1:判別式 $D$ を計算する 与えられた2次方程式 $$x^2 – 2mx + 3m = 0$$ において、係数はそれぞれ $a=1, \quad b=-2m, \quad c=3m$ です。 これを判別式の公式に代入します。 $$D = (-2m)^2 – 4(1)(3m)$$ $$= 4m^2 – 12m$$

(補足:$x$ の係数が偶数($2 \times (-m)$)なので、$D/4$ の公式を使ってもOKです。その場合は $D/4 = (-m)^2 – 1(3m) = m^2 – 3m$ となり、計算が少し楽になります。)

ステップ2:条件 $D \ge 0$ を解く 「実数解をもつ」ための条件は $D \ge 0$ なので、 $$4m^2 – 12m \ge 0$$ この2次不等式を解きます。 まず、両辺を4で割って簡単にします。 $$m^2 – 3m \ge 0$$ 左辺を因数分解します。 $$m(m – 3) \ge 0$$

ステップ3:解の範囲を求める 2次不等式 $m(m – 3) \ge 0$ の解は、グラフをイメージするとわかりやすいです。 $y = m(m-3)$ のグラフは、下に凸で、横軸(m軸)と $0$ と $3$ で交わります。 グラフが0以上(上側)になる範囲なので、 $$m \le 0, \quad 3 \le m$$ となります。

答え: $$m \le 0, \quad 3 \le m$$


判別式のまとめ

  • 2次方程式が「実数解をもつ」条件は、判別式 $D \ge 0$ です。
  • 「異なる2つの実数解」なら $D > 0$、「重解」なら $D = 0$ です。
  • 計算の最後に2次不等式を解くことになるので、因数分解と不等号の向きに注意しましょう。

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